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交流広場・青雲塾開催の様子

第42回 織田作之助生誕100年記念《第2弾》 「織田作之助の凄いところ」

日時 2013年10月2日(水)午後6時30分
場所 備後町クラブ 2階 洋室「もみ」
大阪市中央区備後町3-6-14 アーバネックス備後町ビル 電話 06-6264-1598
講師 三島 佑一 氏 (四天王寺大学名誉教授、船場大阪を語る会会長)
テーマ 織田作之助生誕100年記念《第2弾》 「織田作之助の凄いところ」
会費 4,000円(講話 1,000円 懇親会 3,000円 )
講師プロフィール

昭和3年(1928年)大阪道修町に生まれる。京都大学文学部国文科卒。
戦中戦後を 集英小学校 北野中学校 八日市中学校 浪速高等学校 大阪大学薬学専門部 いずれも旧制で送る。
昭和30〜31年 国立上田療養所で主治医熊坂年成氏主宰「からたち」 他「歌と評論」などに短歌を発表。
昭和36〜44年 「塔」会員でいて若干の短歌と小品を発表。
日本ペンクラブ会員 昭和文学会会員 「塔」所属

<著作>
自伝的長編小説
幼少編『美酒のめざめ』(筆名 友川泰彦・筑摩書房刊)
青春篇『死灰また燃ゆ』(豪華限定版・文学地帯社刊)

『谷崎潤一郎と大阪』(和泉書院) 他多数
近著 『大阪オーラ 日本を予見する日本のハート』(和泉書院)

織田作之助 (1913-1947) 織田作之助 (1913-1947)
大阪市天王寺区の仕出し屋の家に生まれる。旧制高津中学を卒業。三高時代から文学に傾倒し、1939年、『俗臭』が芥川賞候補、翌年、『夫婦善哉』が「文芸」推薦作になった。2007年、『続夫婦善哉』が見つかった。
織田作品は度々映画化され、「夫婦善哉」(1955年・東宝・豊田四郎監督)は森繁久彌・淡島千景が柳吉・蝶子を演じて、映画史上に残る金字塔となった。
講師から終わっての感想
  「織田作之助の本領は、川端康成や梶井基次郎が嫌った大阪の俗の中に入って徹底的に書きまくった。大阪の俗を熱愛したところにあります。」
「大阪の男の樋口一葉といってもいいと思います。大阪独立して大阪政府がお札を発行したら、五千円に男前の織田作の写真を載せたらいいと思いますね。」
(『大阪春秋』No147 2012.7刊 「大阪オーラ 日本を予見する日本のハート」)
担当から

織田作之助の誕生日は大正2年(1913)、10月26日ということで、前回の上孟二氏に続いて、「織田作之助生誕100年記念《第2弾》」と銘打って開催いたしました。当日は、生國魂神社の境内に織田作之助の銅像の除幕式があり、生誕100年を祝いました。

・4回連続の織田作之助原作のNHK TVドラマ「夫婦善哉」(BSプレミアムで11月17日・24日、再放送予定)
・大阪歴史博物館での、9月から10月にかけて、特別企画展「生誕100年記念 織田作之助と大大阪」
・8月には、河出書房新社から、オダサク倶楽部編集の『織田作之助 昭和を駆け抜けた伝説の文士“オダサク”』(定価1900円)が発行されました。今回は、三島先生ご執筆の部分をテキストとして講義していただきました。ついでながら、私も母校高津中学時代を分担執筆しています。貴重な写真も多くこれ一冊で織田作之助のすべてがわかるという大変充実した内容となっています。

これを皮切りに織田作之助関連本が相次いで出版され、改めて作之助の再評価が進んでいます。
新しい100年を迎えて、生まれ変わった織田作之助、どうぞ、ごひいきを・・・。

青雲塾担当 松井繁幸(第23期)



第42回青雲塾(2013.10.2(水) 備後町クラブ) 写真
織田作之助生誕100年記念《第2弾》 「織田作之助の凄いところ」

元気な声で洒脱なお話をされる 三島先生
元気な声で洒脱なお話をされる 三島先生

河出書房新社本を手元に真剣に講師の話に聞き入る
河出書房新社本を手元に真剣に講師の話に聞き入る

「和気あいあいとした雰囲気」と初参加者に言われた懇親会
「和気あいあいとした雰囲気」と初参加者に言われた懇親会

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